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外壁塗装のひび割れには種類がある?ひび割れがもたらすリスクとは

外回りを見ているときに、ふと外壁塗装にひび割れが入っているのを見つけることがあるでしょう。
外壁塗装のひび割れは、どうして起こるのでしょうか。
主な原因を五つ紹介し、ひび割れがもたらすリスクについてもまとめます。

外壁塗装のひび割れには種類がある?ひび割れがもたらすリスクとは

ひび割れが起こる五つの原因

外壁のひび割れが起こる理由は大まかに五つあります。

・経年劣化
・施工不良
・振動
・地震
・構造の問題

これらについて、具体的に解説します。

経年劣化

外壁塗装は常に雨風や紫外線、ほこりなどに晒されています。
建物周囲の環境や、外壁塗装に使われた塗料の質にもよりますが、塗膜は5~15年程度で劣化していきます。

つまり、前回外壁塗装してから5~15年ほど経過して発生するひび割れは経年劣化によるものといえるでしょう。

施工不良

外壁塗装を施してから数カ月程度でひび割れが発生した場合は、施工内容に不備があったと考えられます。
通常外壁塗装は三回塗りといって、塗料を三回重ね塗りします。
そのたびに乾かす必要がありますが、乾燥時間は塗料により違います。

この塗料の種類ごとの乾燥時間を守らずに重ね塗りすると、ひび割れが発生するケースがあります。
また、重ね塗りする塗料の組み合わせについても相性があります。

相性が悪い塗料を重ね塗りしてしまうと、ひび割れが起こる場合があるのです。
ひび割れ以外にも、塗膜が膨れたりはがれやすくなったりする場合もあります。

振動

車や電車が走行すると、地面に振動を与えます。
道路沿いや線路沿いにある建物だと、特にその振動を大きく感じることがあるでしょう。
また、建設現場や道路工事現場の近くも振動を感じやすい部分です。

これらの振動が地面を通じ、建物にも伝わります。
このような振動により、外壁塗装にひび割れが発生するケースもあるのです。
幹線道路沿いや線路沿いに建物がある場合には、特に振動の影響は受けやすいでしょう。

地震

突発的な大きな振動といえるのが地震です。
地震は、地割れや建物の構造そのものに亀裂を発生させることもあります。
もし、外壁塗装にひび割れが生じた場合には、外壁材や構造材にもひび割れや亀裂が発生している可能性もあります。

構造の問題

建物が歪んでいたり、傾いていたりすると、一部分に負担がかかるためひび割れが発生します。
建物その物自体の構造に問題がある場合と、建物が建っている地面に問題があるかもしれません。

ひび割れを放置したらどうなるのか

ひび割れを見つけても、大きな問題ではないと考える人はいるでしょう。
ですが、ひび割れの原因によってはリスクが高い行動になってしまう危険があります。
では、どのようなリスクがあるのでしょうか。

外壁材の劣化を早める

外壁塗装は、建物を雨風や紫外線などの外的要因から守る外壁材を、保護する機能があります。
外壁塗装が、ひび割れているところを保護する機能が低下するため、外壁材の劣化が早まります。

外壁材が劣化すると雨漏りにつながりますし、湿気が建物内部に入りやすくなる原因にもなります。
建物内部に湿気がこもるとカビの原因になりますし、構造材の腐食の遠因にもなっていきます。

また、湿気を帯びた木材は、シロアリ発生リスクも高めますよね。
万が一シロアリが発生すると、構造材を食い荒らし、建物自体を弱体化させるリスクが高まるのです。

建物倒壊のリスク

ひび割れの原因が、振動によるものや地震によるものだった場合、建物の構造自体にも問題が生じている可能性が出てきます。
振動や地震での揺れにより、構造材を繋げている接合金物などが緩み構造が歪んでしまっている可能性もあるためです。

構造材などは、普段目にすることがない部分です。
建物が不自然に傾いている、建具の締りが悪いといった問題がある場合も構造上の問題かもしれません。

外壁塗装にひび割れも生じている場合には、構造材にも影響が出ている可能性がありますよ。
構造材に問題があると、建物が倒壊するリスクもあります。

ひび割れが塗膜だけではなく、外壁材にまで及んでいる場合には、念のため建物の構造に影響がないかを調べてもらうと良いでしょう。

ひび割れが表面だけなら様子見も

外壁塗装にひび割れがあった場合でも、ごく小さなひび割れの場合は様子見でも良いでしょう。
ごく小さなひび割れというのは「ヘアークラック」と呼ばれるもので、幅0.3㎜以下、深さ4㎜以下程度の細微なものです。

塗膜表面の細いひび割れなので、外壁材を保護する役割が損なわれるまではいかないものです。
ただヘアークラックも放置すれば本格的なひび割れにつながります。

このようなひび割れがみられたら、そろそろ外壁塗装を検討する時期と考えると良いですね。

施工不良によるものは早めに再施工を

外壁塗装を実施してから間もないひび割れは、施工不良が考えられます。
塗装業者に連絡し、施工不良によるものかを確認してもらい早めに再施工してもらうと良いでしょう。

まとめ

外壁塗装のひび割れでも、ヘアークラックと呼ばれる細微なものは、様子見でも構いません。
ですが、その他のひび割れについては、雨漏りや湿気の侵入など構造材に影響を及ぼす心配が出てきます。
早めの対処が必要です。

対処法もひび割れの原因によっては、構造材の状態の確認が必要な場合もあります。
できれば、外壁塗装のひび割れ補修はプロに任せた方が安心でしょう。
株式会社成心仮設でも、外壁塗装を実施しているので、お気軽にご連絡ください。

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