外壁のひび割れが発生した時に、どのように対処したらいいのかわからないことがあります。そのままほったらかしにしていいのか、塗装業者に補修を依頼した方がいいのか迷うことでしょう。ここでは外壁のひび割れの種類と、そのままほったらかしにした時に起こる症状と、具体的な対処方法についてご紹介します。
外壁にひび割れが起こったとしても、種類によってまったく現象が異なりますので、どういう感じで起きているのかをしっかりと見ていく必要があります。
経年劣化などによって引き起こされるひび割れがヘアクラックです。ヘアクラックは髪の毛のように細くて短いひび割れのことを言い、4つの種類の中で一番危険性が低いと言えます。ただヘアクラックが起きた時になんらかの応急処理を行うのが望ましいでしょう。
モルタルなどの湿式工法を採用した場合に、水分が蒸発して乾燥収縮が起こる段階でひび割れが生じるのが乾燥クラックです。表面のみに起こるひび割れで、完璧に乾燥してしまえばそれ以上広がりません。
建物の構造に根本的な欠陥があったり、地震や地盤沈下などにより大きな力が加わったりした場合に、構造クラックと呼ばれるひび割れが発生します。深いひび割れが広い範囲で起こっていますので、構造に大きなダメージを受けています。
構造クラックが発生した時にそのままほったらかしにしていては倒壊のリスクが高まってきますので、いち早く対処をしないといけません。
塗装の継ぎ目にできるひび割れが縁切れクラックに該当します。前に塗った箇所と後に塗った箇所の継ぎ目に塗料の乾燥度合いが異なることにより発生しますが、これは塗装している時に見つけることが可能です。見つけた段階で適切に対処すればそれほどひどいことにはならないでしょう。
外壁に発生するひび割れは最初小さいものですが、それを何もせずに放置しているとさらに大きくなり外壁になんらかの影響が出てきます。ひいては外壁だけでなく家の構造にも大きな影響が出てくるでしょう。
外壁にひび割れを見つけたのであれば、見た目があまり良くないと思うのではないでしょうか。せっかくのマイホームにもかかわらず残念な気持ちになりますし、近隣からのイメージが悪くなるでしょう。
外壁のひび割れを放置していると、あまり家を大切にしていない印象から空き巣のターゲットになりやすいので注意をしてください。
外壁がひび割れている状態は間違いなく外壁が劣化しています。そこだけでなく、その周りにおいても塗料がはがれやすくなりますから、さらに広がる可能性が高いでしょう。
早い段階で対処していればひび割れ箇所だけの補修で済みますが、塗料がはがれてくるとその分の補修も行う必要がありますので、料金がさらにかかるでしょう。
外壁は雨や雪などから住民を守るために存在します。ひどいひび割れが発生すると雨水が建物内部に侵入し、雨漏りが発生します。実際に発生するのであれば、すぐに対処しないといけないと感じるのではないでしょうか。
雨漏りはさらなる外壁の劣化をもたらすことになりますし、シロアリやカビの発生にもつながりますので、生活を脅かす原因になります。そこに至る前に外壁を補修するのが一番望ましいでしょう。
外壁にひび割れが起きた時にほったらかしにするのも問題がありますので、なんらかの対処を行わないといけません。対処の仕方はひび割れの幅によってある程度決まってきます。
ひび割れの幅が0.3mm以下と小さいのであれば、緊急性を要することはありません。小さいながらもひび割れが発生していることには変わりませんから、その後の状態を観察してください。
なんらかの応急処置を行いたいのであれば、ホームセンターで販売しているセメントチョークもしくはスプレー式の補修材で行うと良いでしょう。応急処置をした後で、経過観察をすることです。
ひび割れの幅が0.3mmを超えると外壁に大きなダメージを受けやすくなるので、一旦塗装業者に見てもらって方がいいでしょう。一回見てもらえばどういう対処を行えばいいのかが分かります。その時に部分的な対処で済むのか、全体的な対処まで行わないといけないのかによってかかるお金が異なってきます。
外壁にできたひび割れは大きく分けて4種類あります。それを放置していると美観を損ねたり、外壁が劣化したり、さらに雨漏りにまで至ったりすることがあるということです。
外壁のひび割れを早期発見してすぐに対処することで、外壁へのダメージを食い止めることができます。小さなものであっても放置すればするほどその幅が大きくなり深さが増していきますので、いち早く対処することが肝心です。
外壁のひび割れが生じていて悩んでいるのであれば、「株式会社成心仮設」までご用命ください。状況に合わせた形で適切に対処いたしますので、どうぞご安心ください。
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