外装塗装を検討していると、色や素材ばかりに目がいってしまいがちですが、実はその塗り方にもさまざまな方法があります。さらにこういった工法なども施主に選ぶ権利があるため、そのメリットやデメリットを知らないと、どれを選べばよいのかわからなくなってしまうことでしょう。この記事では適切な外壁塗装の参考になるような、工法の種類について詳しくご説明していきます。塗装を依頼する際には、ぜひとも参考にしていきましょう。
一般的に外壁の塗り替えには、3種類の方法があります。
吹きつけ塗装にはさらに仕上がりが細かくわかれていて、リシンと呼ばれる塗装材に細かな砂が入ったものだと、砂壁のような風合いが叶えられます。またスタッコは石灰や砂・セメントなどが材料で、リシンよりさらに凸凹感が大きく、厚みがある仕上がりになり別名モルタルとも呼ばれています。そして吹きつけタイルは、表面の凹凸がランダムで抽象的な印象を与えるものです。仕上がりは陶器のようにも石のようにも見え凹凸があるため、日の光によって塗装の色が変わってみえます。
外壁塗装には3つの工程があり、そのプロセスにそって工事が進んでいくのです。通常は足場の設置が終わると外壁の洗浄が行われ、下処理さらにほかの場所にペンキがつかないよう、養生シートが張られます。その後下塗りがはじまるのです。
下塗りは下地の状態を整え、その後の塗装がやりやすくきれいに仕上げるために行われます。下塗りを行うことで下地へ塗料が染み込むことを防いだり、細かな傷を平らにしたりその後に行われる塗装との馴染みがよくなる効果があるのです。
下塗り塗装にもいくつか種類があります。プライマーなどが一般的ですが、そのほかにも上塗りの発色をあげるサーフェイサー、密着度をあげるプライマーと発色をあげるサーフェイサーの、両方の機能をもったプライマーサーフェイサーなどがあります。目的によって下地を選んだ方がよいので、見積もりの際にも業者にどのような下塗り塗料を使うのか確認をしておくとよいでしょう。
下塗りが完成すると、次のステップは中塗りになります。塗料そのものに、上塗りと中塗りで違いはありません。塗料は一度塗りだけでは、仕上がりに塗りムラがどうしてもでてしまいます。それを防ぐために2回重ねて、塗装をする必要があるのです。コストを削減するためにこの回数を減らしてしまおうと考える人もいますが、仕上がりにムラができたりすぐに塗装が剥げてきたりするため、おすすめできません。
二度目の塗りを上塗りといいますが、下塗りや中塗りが丁寧にできていれば、上塗りは難しいものではありません。上塗りには外壁を保護する効果や選んだ色によって、住まいのイメージを変えたりするのに有効です。主に塗料の材料は、合成樹脂や顔料そして添加剤からできています。それに希釈剤を混ぜることで、塗りやすくしています。この希釈剤は蒸発するため、表面には乾燥すると塗膜成分のみが残るのです。
この塗膜成分と溶剤の選び方によって耐久性があがったり、仕上がりに違いがでたりするため、こちらも確認しておいた方がよいでしょう。合成樹脂はアクリルであれば耐用年数が5~7年、ウレタンであれば8~10年、さらにシリコンが最大15年です。
フッ素の耐久年数が一番長く、15年から20年といわれています。価格的には一番安いアクリルの2倍以上になります。耐久年数を取るのか価格を選ぶのかも外壁塗装において大切ですので、打ちあわせの際に詳しく聞いておくことがポイントです。
外装塗装の工法はハケ塗り・ローラー塗り・吹きつけなど、塗り方によって違いがあります。さらに次の工程では下塗り・中塗り・上塗りと、3回塗装が行われます。どれも必要な工程なので、一度で終わらせられないことを理解しておきましょう。またこの際の塗料選びで外壁塗装の耐久年数が変化していくため、安いものを選んだ結果、すぐに再度塗装が必要になることも考えられます。
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