外壁塗装をする際に、どの程度の期間がかかるのかご存じでしょうか?工事期間中は外壁周りに足場が作られるなど、日常生活への影響も少なからずあるので把握しておくことは大切です。また、外壁塗装をするのに向いている時期や季節もあります。
そこで今回は、外壁塗装のスケジュールや期間についてご紹介いたします。
外壁塗装をする時期ですが、新築からどのくらいの年数が経ったタイミングで行うべきなのかいまいち図りかねる部分ではないでしょうか。塗装の効果が劣化してきたタイミングで行うべきではあるものの、その見極めが素人目には難しいように感じるからです。そこで、まずは外壁塗装の劣化の段階を知ることで、見極めができるようになりましょう。
塗料の種類にもよりますが、艶のある通常の塗料であれば、艶がなくなってきた時点でまず効果が落ちてきていると判断して問題ありません。マット系の塗料ですとこの判断はできませんが、元々艶のある塗料でしたら見た目だけですぐにわかる違いです。
次の段階としては、撥水効果の低下が挙げられます。塗料は防水効果がありますので、本来は水滴などの水分を弾きます。しかし、劣化していくにつれて撥水効果は低下してしまい、壁面に水滴がついたままになったり、湿気を帯びるようになったりしてしまうのです。そして最終的にはひび割れなどが発生するようになります。ここまできたら塗装をし直さない理由がない状態です。
上記のように見た目にわかる変化だけでなく、築年数が10年を経過している場合には外壁塗装をし直すべきです。とくに実害が出ていないとしても、塗装してから10年以上経過した時点で確実に働きが劣っている状態となりますので、塗装し直すべきタイミングとなります。
その他にも、妊娠や出産、車の購入などのように大きな変化が生まれた際も検討すべきタイミングです。外壁塗装にはある程度の費用がかかりますので、進学などのイベントとかぶらないように調整するといいでしょう。
外壁塗装ですが、基本的には通年で行うことが可能です。しかし、季節によっては向き不向きが存在するのは確かです。せっかく塗装をするからには、問題なくスムーズに完了できるように、季節を選ぶようにしましょう。
まず、なによりも塗装を避けるべき季節は雨季です。外壁塗装において重要となるのが塗装後に乾燥させることです。それによって塗料の膜というものが作り出され、外壁に対してしっかりと定着し効果を発揮できます。しかし、雨季ですと塗装の過程において塗料に雨などの水分が付着してしまう恐れがあります。すると、乾燥しきっていない部分の塗料が流れてしまったり、乾燥するまでの時間が通常よりも長くなったりといった問題が起きてしまいます。季節でいえば、春や秋がおすすめです。
塗装に時間がかかってしまうと、単に完成までの時間が延びてしまうというだけでなく、施工に関する費用も増えてしまいます。本来であれば必要のない追加料金が発生する恐れがありますので、それは避けなければなりません。
外壁の塗装工事がどのようなスケジュールで行われるのかということですが、10日前後が基本となります。まずは塗装工事を開始する前の準備から始まります。音やにおいなどが発生するため、周辺住民の方へのあいさつなども必要です。そして作業に欠かすことのできない足場の設置です。その後いよいよ作業が始まります。
まずは塗装する箇所の洗浄です。水垢やほこりなどの不純物が外壁表面には付着していますので、新たな塗料がしっかりと定着するようにきれいに洗い流します。その後、下地処理を済ませてから養生をすることで塗装範囲外の部分を保護します。
いよいよ塗装開始です。下塗りや中塗りなど、回数を重ねて外壁に塗料をしっかりと塗布していきます。塗装範囲によっても変動しますが、この塗装だけで約3日間は必要となるでしょう。そして最後に点検や手直しをしたら塗装の完成です。完成後に足場の解体や撤去などを行い、工事全体が終了となります。
ただし、スケジュールはあくまでも目安です。雨季でなくても雨が降ることもあれば、何かしらの予期せぬトラブルが発生することも考えられます。当初のスケジュールより時間がかかってしまった際のトラブルを回避するために、契約時にスケジュールを提示しない施工業者も存在しますが、しっかりと提示してもらうようにしましょう。その代わり、スケジュールに対して実作業が前後してしまったとしても、厳しく問い詰めることがないようにするといいでしょう。
工事のスケジュールを提示してもらったとしても、実際の作業がその通りにいかないこともあるとはいえ、不可抗力以外の要素で遅延してしまうことは許せません。そうした意味では、工事期間中に現場を訪問し、作業を確認するというのが一つのポイントとなります。
あってはならないことですが、依頼主の目が届かないことをいいことに、作業スピードがゆっくりとなってしまうこともあります。定期的に訪問することで、見られているという意識をうえ付けられますし、徐々に塗装されている過程を目にすることもできますのでおすすめです。
また、その際に工程表のとおりに進んでいるのかの進捗状況に関しても確認するといいでしょう。まれに施工業者と職人の方との間で伝達ミスがあり、作業ミスが発生することがあります。現場で状況を確認することでそのズレを発見できる可能性もありますので、しっかりとチェックしましょう。
時期や季節によって外壁塗装にかかる工事期間やクオリティには違いがありますので、納得できる工事にするためにその点も考慮することをおすすめします。スケジュールなどが把握できていれば依頼するタイミングも判断しやすいでしょう。「株式会社成心仮設」では、経験豊富な職人による外壁塗装を行っておりますので、ぜひお気軽にご依頼ください。
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