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外壁塗装に使用する塗料の種類や選び方のポイント

外壁塗装に使用する塗料の種類や選び方のポイント

外壁塗装をするうえで重要となるのが塗料です。外壁材にもさまざまな種類が存在していますので、目的や相性の合う塗料を選択しなければ、耐用年数などに大きな違いが生まれてしまいます。そこで今回は、塗料に関する種類や成分の違いや、選び方のポイントをご紹介いたします。

シリコン系の安定感

外壁塗装をする際に、やはりベストといえる塗料を使用したいと考えるのは当然のことです。一番いい塗料は何か気になるところかと思いますが、その際に真っ先におすすめするのが「シリコン系」塗料です。このシリコン系塗料というのは、日本で最も頻繁に使用されている塗料といっても過言ではないほどのシェアを誇っています。その最大の魅力は、コストパフォーマンスと品質の高さです。

まず塗料に求められる要素として、性能と耐用年数が挙げられます。塗料として外壁に塗布することによって建物のクオリティや住み心地を向上させる効果は重要ですし、塗布してから次の塗り替え時期までの目安を表す耐用年数は長ければ長いほど負担になりません。

しかし、そんなシリコン系、品質はすばらしいものの万能というわけではありません。外壁に対しての密着性が低く、ひび割れしやすいという性質があります。また、他のグレードの塗料に比べるとコストパフォーマンスが良いのは間違いありませんが、誰にとっても理想的な塗料というわけでもないのです。

耐用年数が長いことは通常良いことですが、短いスパンでこまめに塗り替えを行いたいという方にとっては、耐用年数が短くてもコストがシリコン系よりも低い塗料のほうが適しています。シリコン系の安定感はすばらしいものですが、どんなケースでも一概にベストとはいえないでしょう。

塗料に含まれる成分や特徴

外壁塗装で使用する塗料ですが、大きく分けて4つの成分によって構成されています。その成分の詳細と特徴は以下の通りです。

合成樹脂

塗料における主成分で、塗料の耐久性を決めるグレードと呼ばれる品質レベルによって塗料の種類が決定づけられます。外壁塗料にはウレタン系やアクリル系、シリコン系などさまざまありますが、それらは合成樹脂のグレードで決まるのでとても重要な要素となります。

添加剤

塗膜に対して機能を追加する成分です。わかりやすい部分でいえば、艶あり・艶消しはこの添加剤によって追加された性能となります。その他にも硬質や弾性、1液や2液なども追加機能となります。塗料の性質に大きな影響を与える要素というわけです。

顔料

塗膜に対して色をつける成分です。顔料が入っているとエナメル塗料といい、顔料が入っていない場合はクリア塗料といいます。外壁に対して好みのカラーを付ける場合にはエナメル塗料を使用することになり、クリア塗料は無色透明ですので、いわゆるニスのことです。外壁材の素材感や色合いを大切にしたいという場合に向いています。顔料が入っているエナメル塗料は耐久性が高いというのも特徴のひとつです。

溶剤類

溶剤類は塗料を液体化する成分です。塗料には油性と水性がありますが、それはこの溶剤類という成分によって分かれることになります。

グレードや使用方法の種類

合成樹脂のグレードによって、耐用年数と価格は異なります。合成樹脂には基本となる4つの種類がありますので、まずはそれを覚えるようにしましょう。

アクリル

アクリルはとにかくコストの低さとカラーバリエーションの豊富さが魅力的なグレードとなります。素人でも扱いやすいというのもメリットとなるでしょう。しかし、紫外線に弱いのですぐに劣化してしまうということと、塗膜が硬いのでひび割れしやすいというデメリットがあります。耐用年数も約7年が目安となり短いので、現在ではあまり外壁に用いられることはありません。

ウレタン

ウレタンは樹脂がやわらかいという特徴がありますので、外壁材に対しての密着性が優れています。たとえば木材ですと、経年などによって形状が変化してしまいますが、ウレタンのやわらかさをもってすれば対応可能です。光沢があるのでフローリングや高級家具の仕上げとして使用されることがあります。建物全体の塗装に使用できるほどの汎用性が魅力です。

シリコン

耐熱性や耐水性、耐候性に優れていますので、外壁に使用する塗料としては申し分ない性能を誇ります。耐用年数についても最低でも10年以上と長く、メンテナンスの手間も少ないので費用的にも負担になりにくいのです。非常に使い勝手がいいので、塗料に迷ったらとにかくシリコンを選択すれば問題ありません。

フッ素

フッ素は非常に高い耐久性と紫外線に対する強さが魅力となります。耐用年数が長いシリコンでも最大15年が目安となりますが、フッ素に関しては最大15年とそれを上回る耐久性をもち合わせています。紫外線によって通常色あせや劣化が発生してしまいますが、紫外線で破壊されにくいので他の塗料に比べて劣化などのスピードが抑えられるのです。

特殊な塗料

代表的な4つの塗料の他にも、さらなる種類が存在しています。あまりメジャーではないものの、それぞれがもつ特徴が、希望する外壁にマッチする場合には積極的に使用するようにしましょう。

まずは「ラジカル制御型塗料」ですが、シリコンとフッ素の中間に位置する塗料として近年では注目を集めている塗料です。耐久性が最大15年と長く、太陽光によって劣化を引き起こす物質を抑えることができるという特徴があります。

その他にも炭素を含まない「無機塗料」は、紫外線による劣化が起きないので、半永久的に使用できる塗料と呼ばれています。

まとめ

外壁塗装に使用する塗料には非常に多くのバリエーションがあるので、素人の方にはよくわからない部分でしょう。そのため、場合によっては必要以上に性能の高い塗料をすすめてくる業者も存在します。今回紹介した内容を覚えておくだけで、足もとを見られたとしても気づけるようになるはずです。

外壁塗装をされる場合は、株式会社成心仮設にぜひご依頼ください。お客様目線の施工を心がけておりますので、きっとご満足いただけます。

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