大切な住まいの第一印象を決めるために、また住まいを守り長持ちさせるため、外壁をどのようなものにするかは非常に重要です。住まいの外観と保護において、非常に重要な役割を果たす外壁のサイディング材。そんなサイディング材として、近年無塗装サイディングが注目を集めつつあります。この記事では、まずは無塗装サイディングについてと、外壁を無塗装サイディングにする利点と欠点について述べていきます。
一般的に広く流通しているサイディングボードはいろいろな色に塗装済みの状態で売られています。一方、無塗装のサイディングは、見た目は単なる白いボードのように見えるはずです。理由は、無塗装のサイディングは白い下塗り用の塗料を施したのみの状態で販売されているからです。
ここからは、外壁材として無塗装サイディングを使用することの利点について説明していきましょう。
通常売られているサイディングボードに、なかなか気にいったものが見つからない!という経験をする方は多いものです。
上記のように、一見単なる白いボードとして販売されている無塗装サイディング。無塗装サイディングを外壁際に選ぶことの一番の利点は、好みにぴったりの色のサイディングボードにできる、という点にあります。
多種多様の外壁塗料の中からあなたの好みに合ったものを厳選し、外壁をあなたの好みの色に仕上げられる、というのが、無塗装サイディングならではの良さなのです。
もう1つのメリットは、シーリングの打ち直し費用を節約できる、という点です。シーリングとは、サイディングとサイディングの隙間を埋める、目地のことを指します。
すでに塗装された通常のサイディングですと、そのまま貼ってその後にシーリングで隙間を埋めていくだけなので、シーリングは剥き出しの状態です。しかし、塗装の必要があるサイディングの施工ではサイディングボードを貼り、シーリング処理した後から塗装していくので、シーリングが塗料によって保護されるために劣化しにくいのです。
シリコンなどで作られているシーリング材は紫外線や衝撃などに弱く、痩せてしまったりすぐにヒビが入ったりするのですが、上から塗装されることによりシーリングに保護膜ができ、通常の剥き出しのシーリングよりも紫外線や衝撃からは守られていると言えるでしょう。そのため、シーリングの打ち直しなどの頻度を減らすことができるのです。
ここまででだいたい、無塗装サイディングを使用して外壁施工をする利点についてはおわかりいただけたのではないでしょうか。
たしかに無塗装サイディングによる利点は大きいものですが、もちろんそこには欠点も存在しています。ここからは無塗装サイディングを使用して外壁の施工をすることの、欠点について解説していきます。
無塗装サイディングを外壁に使用する場合では、サイディングを貼った後に現場での塗装をしないと防水できないので、塗装という工程がさらに必要です。そのために、塗装済のサイディングボードを使用する工事に比べると、トータルでの工期が伸びる可能性があるのです。
通常の塗装済みのサイディングボードを使用する場合であれば、外壁の施工は、あとは購入したサイディングボードをそのまま設置するだけで、その後の工程が終了します。色などにこだわらず、できるだけ早く外壁の施工を終わらせたい、という場合には、無塗装サイディングは避けた方が良いかもしれません。
現場での塗装作業で工期が伸びる、ということは、その分の施工費用も少し増える可能性も出てきます。
選ぶ材料や塗料の費用によってもその増加率はかわってくるのではっきりとしたことは言えませんが、普通のサイディングを使用する場合のだいたい2割増くらい、と考えると良いでしょう。
しかしすでに述べてきたように、無塗装サイディング使用の外壁工事ではシーリングの補修費用の節約ができる、と考えると、「無塗装サイディングを使用すると塗装されたサイディングを使用するよりも費用が高い!」とは言えないはずです。
無塗装サイディングとは何か、外壁に無塗装サイディングを設置することの利点と欠点とは何か、について解説してきました。「株式会社成心仮設」では、足場作りでの実績をもとに、リフォームなどに伴う外壁塗装業務にも力を入れています。
足場に強いからこそ、安全性の高い塗装作業を行うことが可能なので近隣住民へのリスクも少ない工事が可能です。足場作りのプロだからこその片付けの早さは、工期の短縮にも一役買っています。大切な住まいの美観と保護のために重要な外壁塗装をお考えの際は、ぜひ一度「株式会社成心仮設」まで、お気軽にご相談ください。
©2023 SEISHIN KASETSU inc.