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04-2968-7246フッ素系塗料が外壁塗装塗料として注目を集める理由
近年個人宅などでも、外壁塗装にフッ素の塗料を選ぶケースが増えているようです。もともとフッ素系塗料は、大型のビルや橋などで利用されていた塗料であり、マイホームなど個人向けの一戸建てで利用されるケースは多くありませんでした。
そこでこの記事では、近年フッ素系塗料が注目を集める理由や、フッ素系塗料を使用するメリット・デメリット、さらにどんな家におすすめで、どんな家にはおすすめではないかなどをまとめていきましょう。
フッ素系塗料の特徴
外壁塗装を行う際の塗料は、大きく分けて4つの種類に分類されます。「ウレタン系塗料」、「シリコン系塗料」、「アクリル系塗料」、そして「フッ素系塗料」の4種類です。この4種類の塗料の中で最上位といわれているのがフッ素系塗料になります。
フッ素系塗料の主成分は合成樹脂で、その中にフッ素系の成分を含むものをフッ素系塗料と呼びます。フッ素系の塗料とひとまとめにしていますが、際立った特徴を持つ塗料もありますので、使用される際は各塗料の特徴をよくヒアリングしておくといいでしょう。
では、一般的にフッ素系塗料の特徴とされているポイントをいくつかご紹介しましょう。
耐久性が高い
フッ素系塗料最大の特徴は耐久性の高さです。以降、いくつかの特徴を紹介しますが、どの特徴も最終的には耐久性の高さにつながってきます。
フッ素系塗料の耐久性の高さを実現しているのが、接着性の高さです。外壁としっかりと接着する性質を持っており、外壁と塗料の間に水分などが侵入することが少なく、劣化しにくいという特徴を持ちます。
外壁塗装の寿命には塗料の特質に加えて、外壁の部材や気候条件、立地条件なども絡んできますが、一般的に15～20年ほどの耐久性があるといわれています。高層ビルや大きな橋などでフッ素系塗料が使用されるのはこの耐久性の高さが主な理由です。
高層ビルや大型の橋などは塗装工事にも莫大な費用が掛かるため、その工事期間をできるだけ伸ばすために、フッ素系の塗料で高い耐久性を確保しているわけです。
防水性が高い
フッ素系塗料は防水性が高い塗料になります。外壁は常に風にさらされているため、防水性の高さは非常に大きなポイントとなります。また、水分が表面に残らず弾く性質もあるため、外壁が汚れた際も水洗いで比較的きれいにできるというお手入れの簡単さもポイントでしょう。
耐熱性が高い
ここでいう耐熱性とは断熱性ではなく、太陽光などによる温度上昇に強いというものです。太陽光による熱などでその性質が劣化しないため、長期間外壁塗装剤としての特徴をキープできます。
防カビ性が高い
日当たりの悪くなる北側の外壁などは、カビや藻が生えやすくなってしまいます。しかしフッ素系塗料はこうしたカビや藻が生えづらく、日当たりの悪い面でも常に美しい状態をキープできるという特徴があります。
フッ素系塗料を使用した場合のデメリットとは？
フッ素系塗料の特徴を見れば、その耐久性の高さや、長期間美観を保てることなどいいことづくめのように見えます。しかしそんなフッ素系塗料にも、いくつかデメリットがあります。
費用が高額
最大のデメリットは費用面でしょう。フッ素系塗料は優秀な面が多い分、費用はどうしても高くなります。外壁塗装で使用する塗料には多くの種類がありますが、一般的なシリコン系やアクリル系の塗料と比較すると、塗料にかかる費用が1.5～2.0倍ほどになります。
外壁塗装の工事は、足場を組んだり全面を同時に塗り替えたりするため、決して安いものではありません。その費用が1.5倍や2.0倍となると、かなり高額な費用が必要になるのがお分かりいただけるかと思います。
中にはひび割れに弱い種類も
フッ素系塗料にもいろいろな種類がありますが、一般的にほかの塗料と比較すると弾力性がないという特徴があります。選んだ塗料によっては、ほかの系統の塗料と比較して、ひび割れが起きやすいというデメリットを抱える可能性もあります。
もちろんフッ素系塗料の中には高弾性を誇る塗料もありますので、使用を検討する場合はこうした特徴も頭に入れておきましょう。
光沢のある仕上がりになる
これは一概にデメリットというわけではありませんが、フッ素系塗料で仕上げると、一般的に仕上がりは光沢のある仕上がりになります。こういった仕上がりイメージが、自身の自宅に合わないというケースもありますので、完成イメージは必ず確認しておきましょう。
塗り直しの工費が高額になるケースも
フッ素系塗料の特徴として、高い接着性があります。接着性が高いということは、普段暮らしている分にはメリットですが、仮に次に塗り替える時を想像するとデメリットになる可能性があるのです。
フッ素系塗料からの塗り替えの際、しっかりと前の塗料を落とさなければいけないのですが、この工程が他の系統の塗料と比較すると大変な工事になります。その分工事費用が高額になる可能性がありますので覚えておきましょう。
フッ素系塗料がおすすめのケースとおすすめできないケース
フッ素系の塗料で外壁塗装を行うのは、基本的におすすめです。それだけのメリットがある塗料ですから、大切なマイホームを長く維持するには最適な塗料といえるでしょう。そんなフッ素系塗料を使用する場合、とくにおすすめのケースと、あまりおすすめできないケースをいくつか挙げておきましょう。
新築マイホームにはおすすめ
念願のマイホームを新築された方にはもちろんおすすめです。耐久性が高く、長く美観を保ってくれるフッ素系塗料は、新しい家をいつまでも美しい状態で守ってくれます。
屋根のみの塗り替えもおすすめ
外壁と同時に屋根の塗装を考えていらっしゃる方も多いかと思います。こういった場合、外壁と屋根すべてをフッ素系塗料にしてしまうと、かなり高額になってしまいます。そこでおすすめするのが、屋根のみフッ素系塗料にする方法です。
上でも紹介した通り、フッ素系塗料は防水性において非常に優れた塗料です。とくに多くの雨を受け止める屋根において、この防水性は最重要視すべき項目ですので、どうしても予算面で折り合わない場合は、外壁はほかの系統の塗料で塗装し、屋根のみフッ素系塗料という方法もおすすめできます。
もうすぐ建て直す・取り壊すならおすすめしない
建物が古く数年後に取り壊す予定、もしくは家族構成が変わったので近年中に増改築の予定などがある場合は、費用の高さを考えるとおすすめできません。フッ素系塗料最大の魅力は耐久性の高さです。耐久性が高いということは、長期間塗り直しが不要であるということになります。
しかし建て直しや取り壊しが数年後とわかっているのであれば、高い費用をかけてフッ素系塗料で塗るのはあまりおすすめではありません。もちろん建て直しをしたときに、新たにフッ素系塗料で塗るのはおすすめとなります。
まとめ
フッ素系の塗料で外壁塗装をすることは耐久性が高く、マイホームを長期間美しく保つことが可能です。ただし費用面ではほかの系統の塗料と比較して高額になってしまうため、しっかりと検討することをおすすめします。
「株式会社成心仮設」では、もちろんフッ素系塗料による外壁塗装も承っております。外壁塗り直しの際は事前にご相談いただき、見積もりを出させていただいておりますので、ご相談の際にフッ素系塗料も考えているとご依頼ください。
ほかの系統の塗料での見積もりと合わせて、フッ素系塗料での見積もりも提出させていただき、もちろん各塗料による特徴やメリット・デメリットの説明もさせていただきます。最終的にはお客様にご希望いただいた塗料で、丁寧に作業をさせていただきます。
作業はもちろん事前の打ち合わせでも、丁寧にご説明させていただきますので、外壁の塗装工事をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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