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外壁タイルの知っておきたい基礎知識

外壁タイルは新築時やリフォームにおいて人気が高く、多くの人に選ばれている外壁材です。建物の見た目がオシャレになるだけでなく、塗り壁やサイディングに比べてメンテナンスの手間がかかりにくい傾向にあります。ここでは、まず知っておくべき外壁タイルの基礎についてご説明していきます。

外壁タイルの知っておきたい基礎知識

外壁をタイル張りにするメリットとは?素材別の種類もご紹介!

そもそも、外壁のタイルはどんな素材でできていて、どんなメリットがあるのでしょうか。
また、タイルの種類についても知っておきたいところです。

外壁タイルはオシャレで耐久性が高い

外壁タイルの最大のメリットは、建物の外観に高級感が生まれることです。
モルタルやサイディングとは比べ物にならないほどの重厚感を与えることができます。
タイルは土や石を材料にし、1300℃もの高温で焼き上げて固めたものであるため、耐久性が非常に高いのもメリットになります。外壁は24時間365日、雨風や日光にさらされていますが、タイルの場合はそれらの影響を受けにくく色あせや劣化が起きにくいです。
タイルの吸水率は1%程度なので、水がしみ込んで凍結し、外壁に亀裂が生じたり破損したりする可能性は低いでしょう。従って、タイルは寒冷地に向いている外壁材といえます。

外壁タイルは主に3種類

外壁タイルにはさまざまな種類がありますが、素材によって3つに大分することができます。

一つめはI類と呼ばれる「磁器質」です。
吸水率は1.0%以下と低くほとんど水を吸収しません。
1250℃以上の高温で焼き固められているため、硬さや耐久性にとても優れています。寒冷地の方が外壁タイルにするなら、この磁器質が望ましいでしょう。

二つめはⅡ類と呼ばれる「せっ器質」です。
吸水率は5.0%以下で、外壁タイルには磁器質の次に多く用いられています。
約1200℃で焼き固められており、硬さや耐久性は磁器質には及びませんが、表面加工を施すことが可能です。

三つめはⅢ類と呼ばれる「陶器質」です。
吸水率は22.0%ともっとも高く、内装タイルとしてよく用いられています。
1000℃以上で焼き固められており、その際に釉薬で着色したものを釉タイル、そうでないものを無釉タイルに分けることが可能です。変色や劣化が少ないため、寒冷地以外の地域に向いています。

外壁タイルはメンテナンスフリー?欠点や費用についても知っておこう

ほかの外壁材とは違い、タイルは「メンテナンスフリー」と耳にしたことがあるのではないでしょうか?
本当にメンテナンスがいらないのか、また、欠点や費用についても解説していきます。

外壁タイルもメンテナンスが必要

メンテナンスフリーといわれる外壁タイルですが、絶対にメンテナンスが要らないと言い切ることはできません。確かに、モルタルやサイディングのように塗り直しや張替えの必要はないですが、経年によって表面に汚れやカビが付着することがあります。また、目地にコーキングを施している場合、5~10年で劣化が進むため、再充填しなければなりません。
ただ、メンテナンスにかかる費用は他の外壁材に比べると大幅に低いです。
モルタルやサイディングにおいては、10年を目安に100~150万円程度のメンテナンス費用がかかります。一方、タイルの場合は最大50万円程度と1/3~1/2に抑えられます。つまり、ランニングコストに優れているのです。

外壁をタイル張りにすると初期費用が高い

長い目で見るとコストがかからず、メリットの多さが目立つ外壁タイルですが、ネックとなるのは初期費用の高さでしょう。モルタルやサイディングの一般的な外装材と比較すると、2~3倍の初期費用がかかります。新築を一軒タイル張りにするとなると、かかる費用はおよそ300万円。サイディングからのリフォームでも150~200万円程度必要です。

外壁タイルの欠点は浮きや剥がれのリスク

外壁タイルの欠点といえるのが、浮きや剥がれが発生する可能性があることです。とはいえ、正しく施工されていればそのようなリスクが発生することはありません。タイルや接着剤の質が悪い、あるいは職人の技術が不足している場合に言えることです。
タイルそのものは耐久性が高い素材であるため、地震で破損してしまう恐れは少ないでしょう。しかし、施工時の浮きや剥がれはタイルの剥落事故につながる可能性があります。技術力の高い業者を選定することでリスクを軽減させましょう。

レンガの外壁タイルがおしゃれ!DIYでもできる?

「外壁タイルは初期費用がかかるから、DIYでリフォームしたい」と考える方もいることでしょう。
例えば、近年需要が高まっているレンガ調のタイルなどは、アンティークな雰囲気を演出でき、建物を一気におしゃれにすることができます。
また、断熱性も高いため室内を快適に保つことが可能です。では、実際に外壁タイルを自分で施工することはできるのでしょうか。

本来、タイルの貼付け工事は外壁調査からはじまり、下地処理をおこない、コーキングを施すなどの工程を踏まなければなりません。
コーキングをDIYでおこなうと、誘発目地としての機能が果たされなくなり、タイルの破損を引き起こす可能性もあります。手間や時間がかかるだけでなく、知識や技術も必要とされる作業です。DIYでの施工は難しいと考えておきましょう。

 

まとめ

審美性や耐久性、メンテナンスにおいてメリットの多い外壁タイルですが、初期費用がかかる上施工には高い技術を必要とします。
新築やリフォームを検討する際は、欠点を踏まえ信頼できる施工業者に相談することをお奨めします。

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